独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「近くの席同士で答え合わせしろなー」
答え合わせかぁ。
実は1つだけ問題の答えがわからなくて、まだ出来てないんだよね……。
「ゆゆちゃん、答え合わせしよー!」
「はーいっ」
くるっと後ろをふり向く笑顔の亜莉朱ちゃんに、私もニコッとほほ笑んで返答する。
あいかわらず、亜莉朱ちゃんのきれいな笑顔には毎回見とれちゃう。
「じゃあ、まず問1だけど。ここは合ってるねー」
「次の問題ってこうかな?」
「おっと、惜しいー!でもね、ここをこうして復習したらもーお完ぺきよ」
「そっか!そういう解き方があったんだね!?」
成績優秀な亜莉朱ちゃんは、説明もわかりやすくて、ほんとにいつも助かってます。