独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「嫌だ、僕の結々なのに。
他の男になんか見せたくない」
「……っ、」
首に顔をうずめるから、俊の温かい息がかかる……。
くすぐったくて、はずかしい。
「ただでさえ夏で暑いのに、見てるこっちはもっと暑いんですけどー」
「そうよっ!このリア充め……」
ハッ、忘れてた……!!
2人の声がなかったら、私ずっとこのままだったかも……。
「ねぇ、ゆーゆ。今すぐ帰ろう」
「えっ!どうして!?今、来たばかりじゃ……」
いつの間にか、私の手をギュッとにぎっている俊。