独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「たまたまお庭に咲いたのよー。お父さんがヒマワリのタネをうっかり落としたらしくてね」
「へぇー!」
それで、こんなきれいなヒマワリが。
「病院にかざってもらった方が、このヒマワリも嬉しいでしょ?」
「うんっ。そうだね!ありがとう、お母さん」
ほほ笑むと、お母さんもニッコリと笑う。
「じゃあ、お母さんはそろそろパートの時間だから出かけるわね」
「うん、いってらっしゃーい!」
私もごはんを食べ終わったら、出かける準備をしなきゃっ。