独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
『……僕、ずっと結々に恋してました。
その花が咲いたみたいに笑う笑顔が、
ずっと頭に残ってて。
いつの間にか、結々の魅力に
吸い込まれてたっていうか。
きっと僕のことなんて
全然好きじゃないと思うんだけど、
だけどね?
僕決めたんだ、告白しなきゃって。
フラれても後悔は残らないから』
一瞬も目をそらすことなく、真剣なまなざしでまっすぐの想いのままに告白してくれた俊。
ヒューっと夜空に打ち上げられる花火とともに、私の心臓もドキドキと高鳴っていた。