独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。



大丈夫って心に言い聞かせても、やっぱりどうしても妬いちゃうんだ。



ごめんね……。



「たしかに太田さんは綺麗だけどさ。綺麗だと思うのと、好きの思うって、全然ちがうと思うんだよね」


「つ、つまり……?」



俊の手が私のほっぺたをはさむと、すぐ近くで目が合う。



「結々は、それ以上に綺麗ってこと。だから不安になんかならなくていいんだよ。僕はどうしようもないくらいに結々しか見えてないんだからね?」


「う、ん……」



どうしよう……。



そんなこと言われたら、ドキドキしすぎて心臓がおかしくなっちゃいそうだ。



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