独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。



「わぁーっ、キレイな貝がら!」



サラサラとした砂浜を歩ていくと、ピンク色の貝がらがあちこちにたくさん落ちている。



「おー。いっぱいあるじゃん」


「でしょでしょー!?」



2人して貝がらに目を輝かせた。



夢中になって拾い集めていると、俊が私のほうにふと近づいてくる。



「ちょっと後ろ向いてみ」


「……こう?」



言われたままに後ろを向いてみる。



何だろう?



< 353 / 516 >

この作品をシェア

pagetop