独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
だって、俊が私だけのために手作りしてくれたんだもん。
他の物となんてくらべられない。
「うん、やっぱ予想したとおり似合ってる。人魚姫みたい」
「俊、ありがとう……っ!一生の宝物にするね」
感激のあまり、私はぎゅっとネックレスをにぎりしめた。
「喜んでもらえてよかった。
また2人で海来ようね」
「うん……っ」
俊は私の髪を耳にかけると、いとおしそうな視線で顔を近づける。
甘い雰囲気に引き寄せられるように、私もまぶたをとじて……
波の音が聞こえてくる海を前に、甘くて優しいキスを2人交わした。