独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「私も手伝うよっ!」
「ありがとーっ、助かる!
やっぱ、ゆゆちゃんは気が利くねー」
あれから亜莉朱ちゃんはというと、前みたいな冷たい態度はなくなり。
いつものふるまいに戻っている感じだ。
それでも、なんだか私だけが妙に気をつかってしまう。
佐々木くんとはどうなったのかな……。
幼なじみの距離って難しいのかな?
コップをテーブルに置きながら、ぼーっと考えごとをしていると……
「ゆーゆ。ぼーっとしてどうしたの」