独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
♡モテ王子からのお仕置きは保健室で
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セミの声も聞こえなくって、風が肌寒くなってきたころ。
今日は朝から雨がザーザーと音を立ててふっている。
もう梅雨の時期なのかな。
駅に着いて、広げていた傘をぱたんと閉じた。
いつものようにホームまで歩いていくと、ふいにベンチからぴょこんとはみ出た髪に目がとまる。
誰か、寝てる?
気になって、後ろから近づいてみた。
すると足音に反応してか、もぞもぞっと髪が動いた。
えっ、どうしよう!?
これじゃあ見てたのがバレちゃう……っ。
そう焦った時。
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セミの声も聞こえなくって、風が肌寒くなってきたころ。
今日は朝から雨がザーザーと音を立ててふっている。
もう梅雨の時期なのかな。
駅に着いて、広げていた傘をぱたんと閉じた。
いつものようにホームまで歩いていくと、ふいにベンチからぴょこんとはみ出た髪に目がとまる。
誰か、寝てる?
気になって、後ろから近づいてみた。
すると足音に反応してか、もぞもぞっと髪が動いた。
えっ、どうしよう!?
これじゃあ見てたのがバレちゃう……っ。
そう焦った時。