独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




「がまんしてきた分、今日は甘やかしてよ」


「……っ、」



結々のほっぺたに手をそえて、唇をゆっくりと重ねる。



香りつきのリップを結々はつけているのか、かすかに甘いいちごの味がした。



唇を離して、こつんとおでこをくっつけ合わせる。



「結々、好きだよ。来年もまた2人でクリスマスツリー見ようね」


「うん!私も俊が大好き!世界で1番っ」



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