おどおど姫と甘い恋♡






「すぐるは人に嫌われるような性格じゃないと思うけど?」

「……。」



放課後、暇そうだったあずさに、嫌われないためにできることを聞いてみた。


ななちゃんに嫌われないためってのは言わないで、ただなんとなく、全人類に嫌われないため、的な感じで。



聞いてみたのに……その話は速攻で流された。



「つーかコーヒー牛乳って久々飲むとうまいよね」

「……。」



俺の真似してコーヒー牛乳を飲んでるあずさは、1番前の窓際で、俺が座る隣の机に寄しかかりながらストローを咥えてる。


つーかなんでコーヒー牛乳飲んでんだよ。


真似すんじゃねぇよ。


カップルみたいで気持ち悪いじゃん。


いや、つーか、あれか?



「お前、実は俺のこと好きなんか。」

「……。」

「……。」

「お、」

「、」

「オェ~~、…コーヒー牛乳がゲロになりそ」

「……。」



切り替えしが下品すぎて、なんも言えねぇ……。


やっぱこいつ、女じゃねぇな。


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