おどおど姫と甘い恋♡
「わりーな、今年もまた」
「いーよ、別に。」
「俺らも1年も想像以上に下手でさー。この絵なんだけど、お願いしてい?」
「……。」
絵が下手って言われてる1年を、なんとなく見渡した、ら、
「う、あ、、やばっ」
「ひゃっ…」
おって思ったのは、そこにいたのが、あの子の友達集団の中の2人だったから。
見た瞬間、どうしてか思いっきり目が合ったけど、その目は焦るように逸らされた。
「も、もゆぴー髪伸びたね!」
「そ、そう?聡美も結構長くなったね!」
2人はでかい声で急に髪について話しだして、妙に怪しい。
だけどあの子の友達集団は基本怪しいしバカっぽいから、こんな謎な会話もいつものことだって、すぐに納得。
でも……パネル係に、高橋ななちゃんの友達がいるってことは。
ここにいたら、あの子もここに来るんじゃねぇかなって……