朝の陽射しを見つめて
冷たい風が顔に当たってヒリヒリする。
坂を下り終わるとすぐにこの町に似合わないほど大きな公園がある。
池を囲むようにできていていくつか広場もある。小学生以来のその場所はあまり変わってなかった。
自転車を押しながら歩いて周った。
普段から運動をしていない私はすぐにへばって近くにあったベンチに座った。
周りにはおじいちゃんとかおばあちゃんとかばかり。
のどが渇いたのに何も持ってこなかった。
財布を持ってこなかったことを少し後悔しながら、公園にある時計をみる。
まだ両親が起きるまで2時間ほどあった。
まだ帰るまでに余裕がある。
さっきからドキドキしていた心が少し落ち着く。深呼吸をした。朝の空気はきれいだっていうのは本当だと思う。
そんなことを思いながらぼっーとしていたけど流石に飽きてきた。