朝の陽射しを見つめて
立ち上がってまた歩く。
いくつか遊具が見えてきた、子どもの頃いくつか禁止されていた遊具で遊んでみたくなった。
誰もいないことをいいことに1人で騒ぎながら遊んだ。自分でもやばいやつだなと思ったけどそれもまた笑えた。
疲れたから滑り台に座って休憩していたらこっちに向かって歩いてくる人がいた。
焦っている私は挙動不審な行動をとる。そんな私に気付いてないのか私に目もくれずに通りすぎていった。
遊具のある広場にこんな朝早くからくるなんてどんな変な人なんだろうと思ってこっそり後ろを向いた。
変なのは私もなのかもしれないけど。
意外にジャンルジムと距離があってどんな人かははっきり見えない。
ジャングルジムに手をかけたその人はためらうことなく頂上まで登りきり、そのまま空を見上げた。