頼くんを堕とす方法
それも普通の!!





「そのアホ面、どうにかなんない?」



「アホ面って…失礼だな。あっ、わたしこれにするっ。このタルトと紅茶のセット!美味しそう〜」



「切り替え早…」







写真に写るタルトに夢中になりすぎて、頼くんの声は聞こえていなかった。





注文を終え、スマホを触る頼くんを見つめる。






こんなかっこいい人が彼氏なんて鼻が高いよ。




周りにいる女の子たちの視線は頼くんに釘付け。





なんなら店員さんもチラチラと様子を伺っている。






そんな頼くんの彼女がわたしで申し訳ないけど…。






「ね、頼くんは甘いもの嫌いなの?ケーキ頼んでないよね?」
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