頼くんを堕とす方法
「あんた、ほんとムカつくんだけど」



「っ……」






そういうこと言うためにわざわざ来たの?




だとしたら頼くんは相当暇なんだね。





「あんたも俺が嫌になったんだろ?じゃ早く振ってくんない?次の女作りたいし」



「…頼くんのバカ!そういうこと言う前に謝るのが先でしょ!?」



「は?」



「謝ってくれたら特別に許してあげるっ…」






キッと睨みながらそう言うと、ため息を吐かれた。




「誰があんたなんかに謝るかよ」



「ごめんなさいが言えないなんて、頼くんは子供以下だね!赤ちゃんと同じ!…もういいっ」




頼くんの胸を強めに押すと、教室を飛び出した。
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