頼くんを堕とす方法
末松くん…怒ってないのかな?





嘘ついたこと…



なんとも思ってないの?






小さくなる末松くんの背中に胸が締め付けられた。





やっぱり嘘はダメだよね。






いつか絶対バレるもん。





そうわかっていながら、現実はうまくいかない。






「っはぁ……帰ろ」





上履き、明日戻してくれてるといいな。





…絶対ないだろうけど。




色んな感情を背負いながら家路についた。
< 279 / 414 >

この作品をシェア

pagetop