頼くんを堕とす方法
なにもない冬休みより、律くんと連絡を取り合う冬休みのほうが明るいはず。





「じゃスマホ貸して?」




と手を出され、素直にスマホを渡したはいいけど…





「あっ、待っ……て…」





遅かった。




「…これ…」





スマホの画面を見たまま固まる律くんになんとも言えない気持ちに。






「簡単には忘れられないか…」





と笑う律くんに胸が痛む。






待ち受け、もうかえよう。




さすがに…だよね。
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