頼くんを堕とす方法
確かに2人の仲の良い姿を見ていると胸が痛む。





だから、律くんの案には乗りたいところ。




……なのに、頼くんと離れがたい。






なんて思ってしまうわたしは未練がましい女。




もう頼くんを想い続けても意味ないのに…






そうわかっているのに気持ちが言うことをきいてくれないから困る。







それからすぐに、うまい具合に頼くんたちとはぐれ、律くんと2人っきりに。





「やっと2人になれた〜」






ベンチに腰掛けると、空に向かってそう呟いた律くん。




「莉子ちゃん、今日はほんとにごめんね?台無しにして…これ、また改めさせて?」
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