頼くんを堕とす方法
「…でも頼くん嫌がってたよね?わたしが好きでいること…うんざりしてたじゃん」



「ん。それは今も変わらない」



「なにそれ。言ってること矛盾しまくり…」






意味わかんない。





どうせわたしの気持ちもてあそぶつもりだよね!





それからはお互い無言のままお化け屋敷を出て、律くんたちと合流した。





「ごめんね律くん。勝手にいなくなったりして」



「ううん、無事でよかった」






なんて言ってくれる律くんに胸が痛む。




このまま律くんを好きになれば、両想いで幸せしかないはずなのに…






どうして頼くんじゃないとダメなんだろう…。
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