頼くんを堕とす方法
最初の印象はアレだったけど、こうして律くんのことを知っていくうちに、第一印象は変わっていく。







「ね、せっかくだしどっかでご飯食べて帰ろ?」





気づくと足を止め振り向いていた沙耶さんと目が合う。





「…はい…」





と返事をしたけど、正直もうこのまま帰りたい。




頼くんでも断ってくれればいいのに承諾しちゃうし…



どんだけ沙耶さんに甘いの!?好きなの!?






なんて思いながら入ったのはファミレス。





なのにっ!!!




「あっ、ごめん!!わたし抜けるっ」





座ろうとした時、スマホを見るなりそう言った沙耶さん。




……え、なんで!?
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