頼くんを堕とす方法
間違いない、あそこだ。





再びダッシュ!





体育館が近づいてくると、中から数人の笑い声が聞こえてきた。





「っ…頼くん…」






ドアからそっと覗くと、頼くんを中心にいつものメンバーでバスケが行われていた。




元気だな〜…





なんて思ってしまうわたしはおばさんなのかもしれない。





「なーに見てんの?」



「わっ!…末松くん!?ビックリした〜」



「脅かすつもりはなかったんだけど?そんな夢中になるほど頼のこと見てたんだ?」



「っ……ちょっと話しがしたくて」



「へ〜。じゃ俺に任せて」
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