気づけば君が近くにいてくれた



まだアオイさんからのメッセージは見ていない。


私の目はギュッとつぶられたまま。


恐る恐る目を細めながら開いていった。



《大丈夫!そう思ってるなら絶対行ける日が来るよ!》



その返事は、アオイさんらしい。


私の気持ちを尊重してくれるアオイさんだからくれる言葉。



《ちゃんと前に進めてるじゃん!凄いね、ミオちゃん!》



その下にはこんな嬉しすぎる褒め言葉もくれていた。


まだ行動には起こせていない。


言うだけタダの言葉にしているだけ。


それなのに、アオイさんは私が成長してると言ってくれる。


自分自身では全然わからないけれど。


アオイさんと話していると元気が出る。


気持ちが明るくなる。


自分が少しだけ強くなれる気がする。




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