気づけば君が近くにいてくれた
C&Hのライブを聞きに行くことは、私にとって唯一の生きる糧。
いつしかそうなっていた。
《もうすぐだね、ライブ!》
日曜日の今日は、お昼にアオイさんから連絡が来た。
実はライブまであと3日なのだ。
当選メールが来た時に、アオイさんも当選したことを確認済み。
《そういえば、ミオちゃんって昼と夜どっちに行くの?》
《私は昼だよ。アオイさんは?》
《え、同じ!お昼だよ!》
学校が休みの日だということもあって、アオイさんからの返事も早い。
どうやら、アオイさんも私と同じ会場の同じ時間のライブに来る予定らしい。
某アイドルグループほど種類は無いものの、毎回グッズは販売されていて、今年もペンライトやタオル、クリアファイルなどが売られる予定だ。
アオイさんと今回は何を買う予定?なんて話していると、やっぱりライブが楽しみになって、昼だから夜だからなんて不安は消えていた。