二十年目の同窓会
こぼれ話

村井 直樹の二十年目



前回の同窓会から十年が経ち。
二十年目の同窓会がこれから始まる。

俺はずっと幹事の本宮の隣で、会費を数えながらソワソワしていた。


グループラインで確認していた舞衣ちゃんの「出席します」の文字。

そしてもうひとつ、神原の「出席」の文字。


正直、舞衣ちゃんが誰かのものになるなんて考えたくないけど、どうせなるなら神原に。


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