僕の初恋
*はじまり*


中学生の僕は真っ白なキャンパスのようだった。

あの日までは.......。


14歳の夏。僕「栗崎 元」クリサキ ハジメは
蝉の声が響き渡る教室で朝の朝礼を待っていた。


ガラガラガラ.....(教室のドアの開ける音)

教室のドアの引く音が鳴り響く。
いつも笑顔を絶やさない、

担任の「松村」と後ろには男の子がたっていた。

僕は彼を見た瞬間、胸の高鳴りが大きなる。

ドキドキ....

これはなんだろ、僕は思わずに下を向く。


「松村」 はーい、みんなおはよう

「生徒たち」 おはようございます!!

「松村」えっと、今日からみんなの仲間になる
転校生を紹介するね〜。

教室の生徒たちがざわめく。
それはそうだ。立っていたのはスラッとした
背丈に、小さな顔、少し垂れた目元。
微笑むとでてくる八重歯。

王子様とも言えるような男の子が立っているの
だから。


クラスの女の子たちは目を輝かせていた。

「クラスの女の子」 かっこいい〜可愛い〜。

「転校生」初めまして、大久保 かずとです。

○○〇中学がきました、
趣味はバスケです。よろしくね。


「松村」はーい、仲良くしてくださいねー

じゃー、席は3列目の窓際で。


転校生が歩き始める、僕の横をとおっていく。
自分の席に座ると、頬ずえをつきながら
目が合う。

ドキっ......


なんだろ、この感情。
なんだろ、この高鳴り。

僕は初めて、胸が苦しくなった。


放課後、僕はバスケ部で、練習をしてると
かずとがやってきた。

あー、そうか。バスケが趣味と言っていたな。
先輩たちに囲まれて、楽しそうに話している
かずとに僕は近づく。

「僕」同じクラスの元だよ、よろしくね


初めて声をかけた。手には湧き出てくる汗

なに、僕は緊張してるのだろうか。

「かずと」 あ、おぼえてるよ。よろしくね。

その甘い声に、また僕は胸が高鳴る。


部活が終わり。帰る支度をしていると
かずとがよってきた。


「かずと」元くん、一緒に帰らない?
家が近いってきいたんだけどさ


「元」あ、いいよ?僕は自転車だけど....

その返事はかずとは微笑みながら


「かずと」大丈夫!俺が走るよ!


なんだこいつ、僕の不思議そうに彼をみた。

そして、この日から僕と彼の物語りがはじまった

これが、僕の初恋のはじまり。



第1章 おわり

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