普通になれなかった私と。男になりたかった君。
おはよう。理不尽な世界。
第1章
俺は、間違った性別に産まれてきた。
周りより一回りぐらい大きくて。
力も、みんなよりあった。
小学生の時。
2年生までは男の子が好きだった。
でも。三年生初日。
僕は恋した。
一目惚れだ。
「篠宮 零」
目があってすぐに。
何かを射抜かれた。
「友達になろうぜ!!」
「う、うん。よろしく。」
それから何年たっただろう。
気付けば高校生
ずっとずっと。
親友として隣に立ってる。
僕の思いはいつ届くんだろう。
なんてね。
さぁ、今日も。
作り笑いで。
学校に行くんだ。
------------------------------------------------
「いってきま〜す」
「あっ!!千鶴!!薬のんだ??」
「あ〜。飲んでない。」
僕は病弱なんだ。
ついこの前。また熱を出した。
薬を飲まない日がない。
「よし。飲んだ。」
「いってらっしゃい!!」
登下校は電車。
零と一緒に。
「千鶴!!おはよ!!」
「おはよ〜。早いねwww」
「お前が遅いんじゃボケ!!」
「ごめんてぇ」
いつもの。しょうもない話をしながら
ホームへ入っていく。
「今日は早く着いたとおもったんだけどね〜」
「お前の早くは早くない!!」
「あれ??零と千鶴じゃね??」
そこにいたのは、同じクラスの「柴田 健人」
やけに零距離が近くて嫌いだ。
「お〜健人!!おはよ!!」
「おはよ〜健人」
「おはよ。つかさ、零。昨日の◯◯見た??」
「あ〜あれな!!見た見た!!」
ほらな。まただ。
こうしていっつも線引されるんだ。
もう僕は話に入って行けない。
スマホを取り出して、イヤホンをつける。
声なんて聞きたくもない。
なんなら、今すぐここから逃げだしたい。
ゲームを開く。
『ログインボーナスだぜ!!』
画面の中のキャラクターは。
いつでも俺を歓迎してくれるのに。
現実はそうじゃないみたいだ。
周りより一回りぐらい大きくて。
力も、みんなよりあった。
小学生の時。
2年生までは男の子が好きだった。
でも。三年生初日。
僕は恋した。
一目惚れだ。
「篠宮 零」
目があってすぐに。
何かを射抜かれた。
「友達になろうぜ!!」
「う、うん。よろしく。」
それから何年たっただろう。
気付けば高校生
ずっとずっと。
親友として隣に立ってる。
僕の思いはいつ届くんだろう。
なんてね。
さぁ、今日も。
作り笑いで。
学校に行くんだ。
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「いってきま〜す」
「あっ!!千鶴!!薬のんだ??」
「あ〜。飲んでない。」
僕は病弱なんだ。
ついこの前。また熱を出した。
薬を飲まない日がない。
「よし。飲んだ。」
「いってらっしゃい!!」
登下校は電車。
零と一緒に。
「千鶴!!おはよ!!」
「おはよ〜。早いねwww」
「お前が遅いんじゃボケ!!」
「ごめんてぇ」
いつもの。しょうもない話をしながら
ホームへ入っていく。
「今日は早く着いたとおもったんだけどね〜」
「お前の早くは早くない!!」
「あれ??零と千鶴じゃね??」
そこにいたのは、同じクラスの「柴田 健人」
やけに零距離が近くて嫌いだ。
「お〜健人!!おはよ!!」
「おはよ〜健人」
「おはよ。つかさ、零。昨日の◯◯見た??」
「あ〜あれな!!見た見た!!」
ほらな。まただ。
こうしていっつも線引されるんだ。
もう僕は話に入って行けない。
スマホを取り出して、イヤホンをつける。
声なんて聞きたくもない。
なんなら、今すぐここから逃げだしたい。
ゲームを開く。
『ログインボーナスだぜ!!』
画面の中のキャラクターは。
いつでも俺を歓迎してくれるのに。
現実はそうじゃないみたいだ。
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