HERO~先生の攻略法~
「秋も……、お腹空いているよね……」


お弁当箱を取り出し、秋が喜んでくれますようにと願いながら、お弁当を作っていく。


白いご飯。
唐揚げ。
マカロニサラダ。


今日のおかずはお弁当にするには、最適だ。


出来上がったお弁当を握り締めて、秋の待つ公園に戻った。


スマホを弄りながらボーッとしていた秋が私に気付く。


「ま、待たせちゃってごめんね……」
「何を持ってるんだ?」


私が手に持っている、お弁当箱に気付いた秋が不思議そうにこちらを見ている。
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