HERO~先生の攻略法~
顔を上げると、公園の駐車場に車が入って来るのが見えた。


ああ、人前では殴らないんだ。


コソコソとした蛆虫みたいな性格に完全に嫌気がさす。


こんな人、可哀想でも何でもない。


助けを求める為に、駐車場の車に向かって走ったが私の行動を邪魔する秋。


しかし、車から降りた人物を見て目を疑った。


「嘘……」
「何だよ!!知り合いかよ!?」


そんな会話をしている間に、どんどん近付いて来る。


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