HERO~先生の攻略法~
「まあ、エミリの事はいいから!!今日は、学校終わったら先生と2人で帰りなさい!!」
「へ?」
「だって、本気で好きなんでしょ?」


叶わない恋と理解していながら、本気も本気。


先生が好き__


心の中でそう呟きながら、小さく頷いた。


「だったら、2人の時間が大切だよね」
「でも、レナとうみだって……」
「あの2人彼氏いるじゃない。あのね……。

あの2人にとったら、先生はアイドルみたいな存在な訳」


優しい笑顔を浮かべたエミリが、「頑張ってね」と呟いた。





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