HERO~先生の攻略法~
秋から見た私達は完全に弱者として認識されているはずだ。


その事実が余計に恐怖心を煽ってゆく。


秋が先生に殴り掛かった瞬間、余りの恐怖に視界が揺れる。


思い出すのは、腫れ上がった顔で笑顔を見せてくれた先生。


その姿が痛々しくて、心底辛かった。


もうダメ__


そう思ったのに、秋の攻撃を軽く避ける先生。


「この前殴られた、痣がまだ残っているんですよね……。身体の方には……。


警察呼ぶよ?それとも、殴り合いでもする?

ぶっちゃけ体鈍ってるし、リハビリしたいな!」





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