HERO~先生の攻略法~
可愛いと綺麗をひとりで持ち合わせているなんて、羨ましくて堪らない。


しかし、それを伝える時間も無いまま電車の乗り口に向かって走る。


本当にギリギリで乗り込む事が出来て、ホッと溜息を漏らした。


「無事に乗れて良かった!!

って、私のせいでギリギリになっちゃってごめんね!!」


眉毛を八の字にして謝るエミリ。


「間に合ったんだから、気にしないで!!」
「うん。そうだね。
ありがとう!!」
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