HERO~先生の攻略法~
器具の使い方を習い、軽くトレーニングを行った。


余裕だと思っていたのは一瞬で、体が悲鳴を上げそうになる。


気が付けば先生を探す余裕など無い。


やっとの事で説明が終わった頃には、体はクタクタだ。


「後は自由に見学して下さいね。

分からない事が有れば、スタッフにお気軽に!!」


そう言われ、1人になった私はジムという空間の隅っこに移動する。


「疲れた……」


そんな愚痴をこぼしながら、先生の姿を探してしまう。

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