HERO~先生の攻略法~
「滝沢さん」
「は、はい!!」
「つまらなくないですか?」


先生を見る時間は幸福の時間。


脳内ではそう感じているが、言葉にする事は出来ない。


「そんな事無いですよ!
凄く、興味有ります!私もしてみたい!」


先生はボクシングが大好きなのだろう。

少年みたいな顔で最上級のスマイルを浮かべる。


「ほ、本当ですか!?」
「はい!」
「俺で良ければ、なんでも教えますよ。

勿論、戦ったりはしないので安心して下さい」
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