HERO~先生の攻略法~
「凄く頑張りましたね。これ、どうぞ」


先生が渡してくれたのは、お茶。


「:あ、ありがとうございます!!」


それを受け取り、プルタブを開けると口に含んだ。

冷たい水分が体に吸収されていく感覚が気持ちいい。


「す、凄く、美味しい……」
「動いた後のこれが最高ですよね」
「分かります!!」
「じゃあ、車に向かいますか……」


刻刻と先生と離れる時間が迫ってきているのに、心が幸福感で満たされているのが不思議だ。

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