HERO~先生の攻略法~
先生の名前を私は知っている。


白石優斗。


『優』って漢字が入っているのが、先生っぽい。


「あの……」
「はい?」
「明日は昼にジム行って、この時間はデートしませんか?」
「し、したいです!!」


そう言ったと同時に、車が止まる。

いつの間にか家の前だ。


「じゃあ、明日楽しみにしています!」
「は、はい!!

あの……。
後で、メッセージ送っても良いですか?」
「何時でも」
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