HERO~先生の攻略法~
幸せ感に浸っているうちに、歌う番が回ってきた。


なんで、私は古い曲しか知らないのかと焦ったのは数分前。


しかし、今は楽しく歌う事が出来ている。


人前で歌うのはかなり恥ずかしいけど、気分が良いのも確かだ。


次は、うみが歌う番。


「くるみ!!
ちょっと、飲み物取りに行こう!!」


そう耳打ちして来たのはエミリで、コクリと頷くとルームを出た。


「楽しく過ごせているかな?」


心配そうな顔でそう聞いてきたのは、私を気付かっての事だろう。
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