HERO~先生の攻略法~
母親に今まであった事を話しながら、父親の帰りを待った。


秋の存在に薄らと気付いていたという母親は凄い。


お茶を飲みながら、会話をしているうちに父親が帰宅した。


職人気質で無言の多い父親は、何を考えているか分からない。

それが、父親に対する恐怖心の原因。


いつも、怖い顔をしてお酒を飲んでいるイメージ。


「お父さん、俺は、くるみさんの担任の白石優斗と言います。
宜しく御願いします」


丁寧に挨拶する先生を無表情で見つめる父親。


やっぱり何を考えているか分からない。
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