HERO~先生の攻略法~
「ねえ、皆!!

俺、くるみと2人きりで話したいから、2組に別れない!?」


突然の秋のセリフにビックリした表情を浮かべた、エミリが私の横に近付いて来た。


「く、くるみはどうしたい!?」
「わ、私は……」
「くるみが2人っきりになりたいなら、2人っきりにするし、嫌なら阻止する!!!」


きっと、エミリはシッカリと私の事を考えてくれている。


その気持ちを喜びながら、答えを決めた。


「あ、秋君と2人で話してみたいな……」
「OK〜」
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