塩彼氏の愛③ 学生編
そして、今日!!

なんと!!待ちに待った
友達からのお誘いアリ……。


ううう〜感激…


「ねぇ、ハナ?あのさ、今度の金曜日
合コンしようって話になってて…
私幹事なんだけどハナもいかない??」

「いいのっ?!行ってもいいの??」

「もちろんだよっ!
ハナが来てくれたら私も鼻が高いよ!」

「本当に?!ありがとう!
合コン行ってみたかったの!!」

「えっ?!ハナ…合コン行った事ないの?」

「…う うん」

ちょっと落ち込み気味に言うと
友達が慌て出し


「…そっか …まぁハナには合コンなんか必要ないもんねっ!あはははは笑」


「えっ、そんな事ないよぉ〜
私、彼氏いない歴年齢なんだけど…」

と、自分が情けなくなり更に肩を落とすと


「えーー!嘘でしょ!?
ハナはいつでもリア充じゃないの?」


「真逆だよぉ〜 一度でいいから
告白とかされたいし、したいし!
私、彼氏できた事ないんだよね…
はぁ、恋愛って憧れるよねぇ〜」


私がしみじみ言うと
友達は目をまん丸にして私をジーッと見つめて何かを考えるような仕草をとる

少したつとニッコリ笑って

「よっしゃ!私が超ハイレベルな
合コンをセッティングしてあげるっ!
ハナはめちゃくちゃかわいいんだから
オシャレもしなくちゃね!そのパンツスタイルも良く似合ってるけど、男を落とすならスカートで女子力アップしなくっちゃ!なんなら今日買いに行く?」


もしかして、私ってかなりイタイ奴?
友達にこんなフォロー入れさせるなんて
不覚…


でも、私だって女の子なんだ!
オシャレして可愛くなりたいっ!


「うん!ありがとう〜!!
行きたいっ!!」


「よっしゃ!じゃ、講義終わったら
行こっか!!」


そして、私たちは楽しくショッピングして
ガールズトークも弾み、ご飯食べて、夜遅く帰宅しましたとさ。

ホッ…
お兄ちゃんが帰ってきてなくて良かった。
ただし、私が家に入ろうとしたところで
ユンちゃんと出くわし盛大に怒られたのでした。


「おいっ!オマエ何時だと思ってんだ?
女がうろついていい時間、とっくに過ぎてるだろーがっ!💢  このバカがっ!」


へへへ笑


今日の私は何も感じませーん!


無言で天を仰ぎ
何を言ってるのかわかりませ〜んジェスチャーをし、家に入ったとさ。



「ハナァァァッ!オマエふざけてんのッ?!
聞いてんのかっ!おいっ!!」


はい、無視無視。
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