堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
義母が乗り気なのが怖い。そしていつの間にか後ろで待機しているパメラ。何やら不敵な笑みを浮かべている。
エレオノーラは半強制的に学院の制服を着せられていた。自分が学院在学中には一度も袖を通したことがなかった制服だ。一目見て学院の生徒であることがわかる制服。白いブラウスに紺のジャケット。女子生徒はスカートかズボンを選べるらしいが、スカートを準備してきたところを見ると、回し蹴り封印のためだろうと思った。だが、スカートでも回し蹴りはできる。ちょっとスカートの中が見えてしまうかもしれないが。
「やっぱり、エレンなら膝を出したいところね」
じーっとエレオノーラの下半身を見つめている義母。その理屈がわからないし、膝を出さなくていいと思う。
「そうですね。その方が似合うと思うのですが」
なぜか賛同しているパメラ。義母とパメラのコンビは危険すぎる。先ほどから変な汗しか出てこない。
「やっぱり、このくらいかしら?」
義母がスカートの裾を持ち、膝上五センチくらいの高さに合わせた。
ツライ。中身が十八歳なだけに、この丈はツライ。
エレオノーラは半強制的に学院の制服を着せられていた。自分が学院在学中には一度も袖を通したことがなかった制服だ。一目見て学院の生徒であることがわかる制服。白いブラウスに紺のジャケット。女子生徒はスカートかズボンを選べるらしいが、スカートを準備してきたところを見ると、回し蹴り封印のためだろうと思った。だが、スカートでも回し蹴りはできる。ちょっとスカートの中が見えてしまうかもしれないが。
「やっぱり、エレンなら膝を出したいところね」
じーっとエレオノーラの下半身を見つめている義母。その理屈がわからないし、膝を出さなくていいと思う。
「そうですね。その方が似合うと思うのですが」
なぜか賛同しているパメラ。義母とパメラのコンビは危険すぎる。先ほどから変な汗しか出てこない。
「やっぱり、このくらいかしら?」
義母がスカートの裾を持ち、膝上五センチくらいの高さに合わせた。
ツライ。中身が十八歳なだけに、この丈はツライ。