堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
という以上の流れから、次の日の昼食をジルベルトと一緒にとることになってしまった。このように他の騎士団と会食をする場合は、広報部を通して連絡をいれる。ダニエルは、広報部のドミニクにジルベルトの予定を聞くように依頼した。すると、ジルベルトからは快い返事が来たため、本日の昼食を一緒に、という流れがあった。
広報部のドミニクから「ダニエルが相談したいことがある」とジルベルトに伝えてもらったところ、ついでにジルベルトも「ダニエルに聞きたいことがある」という返事までもらってしまった。エレオノーラを差し置いての相思相愛。
「フランシア殿、それで話とは何だろうか」
広報部のドミニクが手配した個室。ここには今、ダニエルとジルベルトの二人しかいない。
「妹のことです」
前菜をフォークでつつきながら、ドミニクが言った。
「何か、不都合でも?」
なぜかジルベルトは不安になった。自分でもよくわからないが。
広報部のドミニクから「ダニエルが相談したいことがある」とジルベルトに伝えてもらったところ、ついでにジルベルトも「ダニエルに聞きたいことがある」という返事までもらってしまった。エレオノーラを差し置いての相思相愛。
「フランシア殿、それで話とは何だろうか」
広報部のドミニクが手配した個室。ここには今、ダニエルとジルベルトの二人しかいない。
「妹のことです」
前菜をフォークでつつきながら、ドミニクが言った。
「何か、不都合でも?」
なぜかジルベルトは不安になった。自分でもよくわからないが。