堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
8.報告します
学院が休みの日は、第零騎士団の方へ足を運ぶ。よくよく考えたら、学院に通うか騎士団の方に行くかの毎日では、休みが無いのではないか、とエレオノーラは思う。
「久しぶりだな、レオン」
第零騎士団諜報部長室に入ると、ダニエルが書類にペンを走らせているところだった。
「ダニエル部長、お茶でも淹れましょうか」
「ああ、頼む。そろそろ休憩したいと思っていたところだったんだ」
カランと机の上にペンを転がして、ダニエルはソファの方へと移動してきた。エレオノーラはお茶を準備する。
「あれ、このお菓子はどうした?」
ダニエルは見慣れないお茶菓子に反応した。
「あ、はい。お義母様からいただきました」
「そう。うまくいっているみたいで何よりだね」
「久しぶりだな、レオン」
第零騎士団諜報部長室に入ると、ダニエルが書類にペンを走らせているところだった。
「ダニエル部長、お茶でも淹れましょうか」
「ああ、頼む。そろそろ休憩したいと思っていたところだったんだ」
カランと机の上にペンを転がして、ダニエルはソファの方へと移動してきた。エレオノーラはお茶を準備する。
「あれ、このお菓子はどうした?」
ダニエルは見慣れないお茶菓子に反応した。
「あ、はい。お義母様からいただきました」
「そう。うまくいっているみたいで何よりだね」