堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
そこへ生徒会室の扉が開き、二人の男子学生が入ってきた。会計のハリーと書記のイアンである。
「なんだ、なんかあったのか? もしかして、来てはいけないところに来てしまったのだろうか」
入り口で立ち止まったまま、ハリーが不穏な空気を察した。
「あー、ハリー先輩。今、会長が私の友達にセクハラをしたから説教していたところです」
「セクハラで説教だと? 一体、何をやらかしたんだ、アレックス」
ドロシーと同じように、ハリーも腰に右手を当てて大きくため息をついだ。
「卒業間近なんだ、問題を起こさないでくれよ」
「その言い方は、まるで私が問題ばかり起こしているような言い方だな」
「自覚が無いって恐ろしいですね」
イアンがそっとハリーの耳元で囁いたので、ハリーは小さく頷いた。ドロシーも盛大にため息をつく。
「なんだ、なんかあったのか? もしかして、来てはいけないところに来てしまったのだろうか」
入り口で立ち止まったまま、ハリーが不穏な空気を察した。
「あー、ハリー先輩。今、会長が私の友達にセクハラをしたから説教していたところです」
「セクハラで説教だと? 一体、何をやらかしたんだ、アレックス」
ドロシーと同じように、ハリーも腰に右手を当てて大きくため息をついだ。
「卒業間近なんだ、問題を起こさないでくれよ」
「その言い方は、まるで私が問題ばかり起こしているような言い方だな」
「自覚が無いって恐ろしいですね」
イアンがそっとハリーの耳元で囁いたので、ハリーは小さく頷いた。ドロシーも盛大にため息をつく。