堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
アレックスがお誕生席に座り、ハリーとイアンが並んで座り、その向かいにドロシーとサイモン。
「で。アレックス。君は留学生に何をやらかしたんだ? ドロシーがここまで怒っていると言うことは、本当にセクハラしたのか?」
「人聞きが悪いことを言うな。セクハラではない。事故だ」
そう思っているのはアレックス本人だけかもしれない。それを目撃していたドロシーとサイモンは、どう思っているのやら。
「事故で触れたからって、エレンちゃんの腹筋がいいとか、すごく言いまくってるんですよ。本人がいないことをいいことに。ちょっと、女性に対して失礼じゃないですか? 腹筋腹筋って」
ドロシーはぶーっと膨れた。膨れているにも関わらず、お茶を飲む。
「失礼か失礼ではないかで言ったら、失礼だな」
ハリーも頷いた。だが、と言葉を続ける。
「アレックスがべた褒めする腹筋とやらにも興味はある」
「で。アレックス。君は留学生に何をやらかしたんだ? ドロシーがここまで怒っていると言うことは、本当にセクハラしたのか?」
「人聞きが悪いことを言うな。セクハラではない。事故だ」
そう思っているのはアレックス本人だけかもしれない。それを目撃していたドロシーとサイモンは、どう思っているのやら。
「事故で触れたからって、エレンちゃんの腹筋がいいとか、すごく言いまくってるんですよ。本人がいないことをいいことに。ちょっと、女性に対して失礼じゃないですか? 腹筋腹筋って」
ドロシーはぶーっと膨れた。膨れているにも関わらず、お茶を飲む。
「失礼か失礼ではないかで言ったら、失礼だな」
ハリーも頷いた。だが、と言葉を続ける。
「アレックスがべた褒めする腹筋とやらにも興味はある」