堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
14.作戦会議です
何かあると、たいていこのメンバーでの打ち合わせになる。だが今回はいつものメンバーの他にフレディの姿があった。
第零騎士団団長室。ショーンとダニエルが並んで座り、その向かい側にエレオノーラとジルベルトがいるのだが、そのエレオノーラの隣にもう一人、フレディがいるという。
「これがその脅迫状です」
ショーンに見えるようにテーブルの真ん中に置くと、ショーンとダニエルが頭を突き出してきた。
「エレン・フランシス。バーデール王立学院騎士科の第二学年。ドラギラ騎士団との協力により、ホワイト子爵の悪事を暴き身柄拘束へと貢献する。って、なんだこれ? 脅迫状ではないぞ」
ショーンが呆れた様子。
「あ、間違えました。それは、生徒会長が持っていた私の身上書のようなものです。っていうよりこれ、誰が作ったんですか」
犯人はお前だ、とでも言いたそうな視線で、エレオノーラは目の前の二人を見つめた。
第零騎士団団長室。ショーンとダニエルが並んで座り、その向かい側にエレオノーラとジルベルトがいるのだが、そのエレオノーラの隣にもう一人、フレディがいるという。
「これがその脅迫状です」
ショーンに見えるようにテーブルの真ん中に置くと、ショーンとダニエルが頭を突き出してきた。
「エレン・フランシス。バーデール王立学院騎士科の第二学年。ドラギラ騎士団との協力により、ホワイト子爵の悪事を暴き身柄拘束へと貢献する。って、なんだこれ? 脅迫状ではないぞ」
ショーンが呆れた様子。
「あ、間違えました。それは、生徒会長が持っていた私の身上書のようなものです。っていうよりこれ、誰が作ったんですか」
犯人はお前だ、とでも言いたそうな視線で、エレオノーラは目の前の二人を見つめた。