堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
「まあ、広報部の方でも公に発表した後での確認であれなんだが……。その、婚約したというのは本当でいいんだよな?」
いつものショーンらしくなく、歯切れが悪い。
「まあ、届け出がダニエルの方からあったからな」
「その。やっぱり、届け出をしなきゃいけなかったのか」
ジルベルトは広報部に届け出が必要であることを知らなかった。何しろ、今まで自分には縁が無かったそれ。
「うん、まあ、そうだな」
なぜかショーンもまごまごとしている。歯切れの悪い者同士の会話。そしてショーンは言葉を続ける。
「それで、相手が。その、我が諜報部のレオン、つまりエレオノーラ・フランシアで間違いはないよな」
「まあ、そうだが」
そう確認をされてしまうと、途端に自信を無くすジルベルト。
いつものショーンらしくなく、歯切れが悪い。
「まあ、届け出がダニエルの方からあったからな」
「その。やっぱり、届け出をしなきゃいけなかったのか」
ジルベルトは広報部に届け出が必要であることを知らなかった。何しろ、今まで自分には縁が無かったそれ。
「うん、まあ、そうだな」
なぜかショーンもまごまごとしている。歯切れの悪い者同士の会話。そしてショーンは言葉を続ける。
「それで、相手が。その、我が諜報部のレオン、つまりエレオノーラ・フランシアで間違いはないよな」
「まあ、そうだが」
そう確認をされてしまうと、途端に自信を無くすジルベルト。