花笑ふ、消え惑ふ

夜鷹のなみだ







私的な理由で諍いを起こした総司と永倉。


後日、ふたりに下った処分は1週間の謹慎だった。


だけどそれも形ばかりのもので。

結局、謹慎らしい謹慎も行われることはなかった。


いつものように稽古をつけ、幹部会に出席し、皆と食事をとる。


ふたりは至っていつもどおりだった。



ただ、お互いに目を合わさなくなったのを除いて。


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