花笑ふ、消え惑ふ





しかし、そんな幸せも長くは続きませんでした。


『あんた、いま……姉さんたちをどこにやったの?』

『おとうさん、おかあさん……?』


ある日、お父さんとお母さんがいなくなってしまったのです。


呆然とするナガレの足下には色とりどりの花が散らばっていました。




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