*again
仕事を早く終わらせて優の家へと向かう。
連絡すればきっと、
会ってくれないと思うんだ。
(自由出勤らしいけど……今も家にいるのかな?)
家の前に着き、
インターホンを押すか迷っていた。
……と。
「家上がるの久々~」
どこからかその声が聞こえて、反射的に隠れてしまった。
その声の持ち主は小柄でふわふわとした可愛い女の人で、
「そうだね。」
その隣で優しく微笑むその人は、
私が今日会いに来た人。